宿借りの唄
作品コメント
海に捨てられた人工物の貝殻を背負って明るく前向きに生きるヤドカリの女の子です。彼女の背負う人工物の山は人間の活動による海洋汚染の象徴です。しかし、人間の活動は負の影響のみではありません。陸から海に流れ込む栄養塩類は、豊かな海を育む源となっています。下半分の背景はヒノキの柾目の板(林業の産物)をイメージしていて、人間の活動が山から海までつながって緩やかに恵をもたらしていることを表しました。中央の三日月型の漆に嵌め込まれた貝殻は、絶望とも希望とも取れる表情を持つように意識しました。
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