Entrance of the Magical World
GOOD174
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「うっわぁ、古い建物……。図書、館?」
学校帰り、寄り道……と呼ぶには随分遠くまで来てしまった。
初めて訪れた町の、古びた小さな図書館。
でもどうしてだろう、私は、ここを知っている気がする。
重い扉を開けて建物の中へと進むと、
その外見によく見合うこれまた古そうな書物が本棚にずらりと並んでいる。
背表紙の文字ははげかけて見にくいものも多いけれど、
私の知っている言語ではないということだけはわかる。
一体いつ頃書かれた本たちなんだろう。
数字くらいなら、わかるかもしれない。ギリギリ。
特に年季のすごそうな深い緑色をした1冊を、吸い寄せられるように手に取った。
学校帰り、寄り道……と呼ぶには随分遠くまで来てしまった。
初めて訪れた町の、古びた小さな図書館。
でもどうしてだろう、私は、ここを知っている気がする。
重い扉を開けて建物の中へと進むと、
その外見によく見合うこれまた古そうな書物が本棚にずらりと並んでいる。
背表紙の文字ははげかけて見にくいものも多いけれど、
私の知っている言語ではないということだけはわかる。
一体いつ頃書かれた本たちなんだろう。
数字くらいなら、わかるかもしれない。ギリギリ。
特に年季のすごそうな深い緑色をした1冊を、吸い寄せられるように手に取った。
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