• TOP
  • 特集
  • 【ミニインタビュー】2021年度審査員 藪前知子さん

【ミニインタビュー】2021年度審査員 藪前知子さん

 2021.04.24

コピックアワード2021審査員 ミニインタビューの最終回は、キュレーターの藪前知子さんです。
日頃からアートに深く触れ、様々な画材で制作される作品を多く見てきた藪前さんの心には、どのような作品が響くのでしょうか。

藪前知子 キュレーター/東京都現代美術館学芸員(website

キュレーションの他に、『美術手帖』や「Webちくま」等に日本の近現代美術についての寄稿多数。
直近では東京都現代美術館で開催した「石岡瑛子血が、汗が、涙がデザインできるか」展の企画構成を担当。

 

ーコピックアワード2020の作品で印象的な作品はありますか?

Osaka metro」/佐久間シャルゲイ氏の作品がとても気になりました。素早いタッチで雑踏の中の一瞬の光景、ひとりの女性の強い印象を捉えており、抑えた色調のなかで彼女の瞳と赤い唇にフォーカスする構図も見事だと思います。

コピックアワード2020入選「Osaka metro」/佐久間シャルゲイ

 

ー作品を観る際はいつもどのようなところに着目していますか?また、コピックアワード2021ではどのような作品を期待しますか?

着目点は、コピックというメディウムの特性が表現のなかでどのように生かされているか。
あるいは、世界との摩擦をどのようにつかまえられているか。 
その人独自の視点、感覚を描き出しつつ、見た人が自分のものとも思えるような普遍性を備えた作品を期待します。

ーコピックアワード2021審査員としての意気込み、応募を予定している方へのメッセージをお願いいたします。

世界中の人たちが、紙にペンを走らせる指の感覚を共有しながら、それぞれの全く異なる宇宙を披露するコピックアワード。コロナ禍下で、想像力はどのように変化し現実に対する抵抗となるのか、拝見するのを楽しみにしています。



ご回答いただいた皆さま、ありがとうございました。
コピックアワード2021審査員の方々によるミニインタビューはいかがでしたか?

プロのクリエイターの方々に見ていただける貴重な機会ですが、ぜひ気負うことはなく楽しく制作に取り組んでいただけますと幸いです。
あなたの好きや個性が伝わるような作品をお待ちしております。


これまでのミニインタビューはこちらから
・大暮維人さん
・根津孝太さん
・原田ちあきさん
・松下計さん

特集一覧へ

お問い合わせ

お問い合わせ頂く前に、よくある質問をご確認ください。
よくある質問を確認いただいても問題が解決しない場合は、お手数ですがお問い合わせフォームよりご連絡ください。