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【ミニインタビュー】2024年度審査員 中村佑介さん

 2024.05.25

第4回目のインタビューは、ASIAN KUNG-FU GENERATIONなどのCDジャケットや書籍カバーなど、誰しもが生活の中で一度は見たことがある、数々の作品を手がけられる中村佑介さんです。
これまでの作品の紹介を交え、メッセージをご紹介いたします。


ASIAN KUNG-FU GENERATIONアルバム『ソルファ』CDジャケット
©Ki/oon Music



中村佑介
Website/X
イラストレーター

大阪芸術大学デザイン学科卒業。
ASIAN KUNG-FU GENERATION、さだまさしなどのCDジャケット、『夜は短し歩けよ乙女』『謎解きはディナーのあとで』、音楽の教科書などの書籍カバー、浅田飴、ロッテのチョコパイなどのパッケージのほか、数多く手掛ける。 ほかにもアニメのキャラクターデザイン、ラジオ制作、エッセイ執筆など表現は多岐にわたる。


ーコピックアワード2023の作品で気になるものはありましたか?

作品名:Holiday and hobby
作者名:成瀬はるの

Holiday and hobby」/成瀬はるの

2023年コンテストは他の画材とのうまい併用や、描き込みやセンスでの魅せ方の光る作品が多かった中、成瀬さんの「Holiday and hobby」はコピック本来のやわらかさとコピックマルチライナー本来の繊細さが、成瀬さんにしか描けない朗らかなテーマの中で上手く溶け込んでおり、画材や高い画力すら忘れてしまうほど、僕も離島に行った気分になりました。素晴らしいです。
 


東川篤哉『謎解きはディナーのあとで』カバーイラスト
©東川篤哉/小学館


森見登美彦『夜は短し歩けよ乙女』(角川文庫)カバーイラスト

ー作品を観る際はいつもどのようなところに着目していますか?また、コピックアワード2024ではどのような作品を期待しますか?

デジタルでもアナログでもその画材ならではの表現から作者の人生がどうしても滲み出てしまったような部分に感動します。同時に努力や時間も見てあげたいです。
誰にも描けない自信作、お待ちしています。

ーコピックの出会いや思い出のエピソードはありますか?

他にはない滑らかさと耐久性で学生時代からコピックマルチライナーで作品制作していますが、出張先での仕事が多くなった時、他の画材は同じものがなかった中、全国どこの画材屋さんにもコピックはあってほんとうに助かりました。最初に出会ったのもそんなことがきっかけだったことを思い出し、コピックさんの営業力も含めた企業努力にあらためて感謝しました。
 


「高校生の音楽1(令和4年~)」(教育芸術社)表紙イラスト


浅田飴糖衣R/L/P(赤玉林檎、檸檬、白桃)<指定医薬部外品>


ーコピックアワード2024審査員としての意気込み、応募を予定している方へのメッセージをお願いいたします。

ずっと愛用しているコピックさんのコンテストの審査員ができるなんて夢のようです。これまでコピックを使ってきた方はもちろん、久々にコピックを棚から出した方やこの機会にコピックをはじめる方も、皆さまの一生懸命楽しんだ成果を楽しみにお待ちしています。

ー中村さん、メッセージありがとうございました!

 

中村佑介さん近影
写真/橋本優馬

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