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【ミニインタビュー】2024年度審査員 箭内道彦さん

 2024.05.21

3人目のインタビューは、東京藝術大学美術学部デザイン科卒業後、博報堂を経て、風とロックを設立。以降多岐にわたり活躍されている箭内道彦さんです。
箭内さんがこれまでに手がけられてきた作品を交え、メッセージをご紹介いたします。

風とロック さいしょでさいごのスーパーアリーナ”FURUSATO”(2024年3月)/撮影:石井麻木
 



箭内道彦
Website/X
クリエイティブディレクター/東京藝術大学教授

東京藝術大学美術学部デザイン科卒業後、博報堂を経て、風とロックを設立。タワーレコード「NO MUSIC, NO LIFE.」等、数々の話題の広告キャンペーンを手掛ける。福島県クリエイティブディレクター、東京藝術大学学長特命・美術学部デザイン科教授、2011年NHK紅白歌合戦出場のロックバンド猪苗代湖ズのギタリストでもある。

ーコピックアワード2023の作品で気になるものはありましたか?

作品名:Summer night
作者名:Sylvain Bordesoules

Summer night」/Sylvain Bordesoules

そう、夏の夜って白いんですよね。

 


タワーレコード「NO MUSIC, NO LIFE. 」ポスター 忌野清志郎(2008年)


「月刊 風とロック」最新号(2024年4月発行)/編集長:箭内道彦

ー作品を観る際はいつもどのようなところに着目していますか?また、コピックアワード2024ではどのような作品を期待しますか?

作品や作者に優劣はないとも思っています。大学で成績を付ける時が一番嫌ですね。僕も成績の悪い学生でした。

ーコピックの出会いや思い出のエピソードはありますか?

コピックが発売されたのは僕が東京藝大の2年生の時。革命でした。同級生が興奮しながら目の前で描いて見せてくれたのを覚えています。予備校時代からずっと通ったいづみやがTooになったのが博報堂に入った3年目。時代が変わる只中でした。先輩デザイナーがコピックでスケッチを描いていました。
今回、あらためてもう一度使い始めました。自分のクリエイティビティを試される孤独と、相棒のような心強さ、その両方を楽しんでいます。

風とロック さいしょでさいごのスーパーアリーナ”FURUSATO”(2024年3月)/撮影:石井麻木

ーコピックアワード2024審査員としての意気込み、応募を予定している方へのメッセージをお願いいたします。

僕が組んでいるユニット「ゆべしス」に、「想像力」という歌があります。その詞の一部を、メッセージに替えさせてください。
 

君は君になる
たとえ誰の真似をしても
君は君になってしまう

個性なんて探す必要はない
そんな邪魔なもの そんな後付けの
そんな気持ちの悪いもの
借りて来なくていい
どうせ君は君になってしまうんだから
どうせ君は誰にもなれないんだ

怖がらなくていい
目の前にある その白いキャンバスを

ー箭内さん、メッセージありがとうございました!

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