世界を織る人

GOOD64

多彩な表現ができるコピックでは、何か大きなものを描きたくなります。

「織り」を主題にしようと決めた時、実際に紙を織ってみたら面白い質感になるのではないかと思い、コピックで着彩した紙にトレーシングペーパーを織り込みました。
織りの格子柄がビルの窓のように見え、織物の落ちる先にビル街を描きました。
直線が多い中、インクのにじみ模様がやわらかさを与えてくれていると思います。

これまで研究してきたインク表現に異素材のレイヤーを加えることで、新たな絵肌を生み出すことができました。
新発売のコピックアクレアも使用しました。コピックの技法研究をこれからも続けていきます。