【ミニインタビュー】2021年度審査員 松下計さん
第4回目は松下計さんのインタビューです。
松下さんに審査員を担当していただくのは今回が3回目となります。
コピックアワード2019、2020とコンテスト自体の成長を見守ってきてくださった松下さんは、今年はどんな感想を抱かれるのでしょうか。
松下計 アートディレクター/東京藝術大学 デザイン科教授(website) 1985年東京芸術大学美術学部デザイン科卒、1987年同大学院修了。 |
ーコピックアワード2020の作品で印象的な作品はありますか?
そちらは受賞作品に反映されていると思います。
(松下先生は昨年度も審査員を務めていただきました。コピックアワード2020のアーカイブはこちら)
松下計 審査員賞「2020」/Steven Labadessa
審査時のコメント
新型コロナウイルスのことをテーマにしている作品で、今年の時代を振り返ったときに「そういえばあの年はコロナが大変な年だったよね」っていうことを思い出せるような絵だったので、今年の象徴として良いなと思ったのが一つの理由です。
また、言語的なアプローチをしている作品が多い中で、これは比較的 詩を感じたというのがもう一つの理由です。この感情が溢れるようなアプローチに対して惹かれるものがあり、選ばせていただきました。
ー作品を観る際はいつもどのようなところに着目していますか?また、コピックアワード2021ではどのような作品を期待しますか?
驚きと発見のあるような作品に出会いたいです。
ーコピックアワード2021審査員としての意気込み、応募を予定している方へのメッセージをお願いいたします。
手で描くことはコンピュータで描くことよりも多くの可能性があることを再認識したいと思っています。
手で描くことでしか伝えられない事があるはずです。失敗を怖がらず、自分のために絵をたくさん描いて欲しいと思います。
ーコピックの思い出やエピソードはありますか?
美大生の時に時に使いました。これくらいの色の微差を感じなくてはいけないんだな、とワクワクしたことを覚えています。